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触の祭典「ユニバーサル・ミュージアム さわる!めぐる物語」開催中

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触の祭典「ユニバーサル・ミュージアム さわる!めぐる物語」開催中

ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

10月7日(土)から 12月17日(日)まで、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとまちや倶楽部にて、作品を「さわる」ことを軸にした展覧会が開催中です。

作品は「みる」ものというイメージが強いですが、この展覧会では視覚や聴覚に障害のある方の作品に「さわる」ことを通じて、現代は「みる」ことが中心であり「みるだけで、分かった気にさせる」のではないかと問いかけています。文字通り手探りで作品を鑑賞することで「みる」だけでは気づかなかった感覚の多様性やその面白さを感じることができました。

近江八幡市内では、同時期にさまざまな展覧会が開催され「アートでつなぐスタンプラリー」も開催中です。詳しくは→https://megururi.jp/pickup/153/

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2021年、大阪の国立民族学博物館で開催された、「ユニバーサル・ミュージアムーさわる!“触”の大博覧会」は、ものとの対話や人と人とのコミュニケーション(触れ合い)など、「さわる」ことの多面的な価値を示す画期的な展覧会でした。そして、この秋、大きな反響を呼んだ「ユニバーサル・ミュージアム」展を、そのコンセプトを引き継ぎ、NO-MAとまちや倶楽部の2つの会場で開催します。
本展の特徴は、彫刻や絵画、歴史資料など、会場内にあるすべての作品をさわって体験することです。「さわる」といってもその方法はさまざま。寝転がったり、覆われたりするなど全身を使うこともあれば、音を振動で感じ取るものもあります。
視覚に拘らない鑑賞を提示する本展は、いわゆる障害者対応・弱者支援という枠を超えて従来の展示の在りようを問い直します。会場に訪れるすべての人たちの「手」で新たな物語を紡ぎ連鎖していく展覧会といえるでしょう。
「さわる」ことから広がる可能性をお楽しみください。